IWC人気モデル!パイロット・ウォッチ
IWCのシリーズでも、「ポルトギーゼ」とともに代表的な「パイロットウォッチ」。
機能的でありながら、時代とともに新しさを取り入れ、IWCの歴史を紡いできました。
マークモデル、ビック・パイロットウォッチ、トップガンなど、伝統的なベースデザインに遊び心のあるポイントを加えた派生デザインを多種発表してきたため、デザインが豊富なのも特徴です。
ビジネスからプライベートまで幅広いシーンで活躍してくれるハイスペックなパイロットウォッチです。
IWCのなかでもポルトギーゼとパイロットウォッチはクラシカルながらそれぞれ上品さと遊び心を兼ね備えたバランスのいいモデルですね。
パイロットウォッチのよくあるトラブルと原因
それでは、次にIWCのパイロット・ウォッチでよくあるトラブルと原因についてご紹介します。
以下の事例のような症例がないか、チェックしておきましょう。
- ケースが曇る
- 頻繁に時刻がずれる
- カレンダーの日付が切り替わらない
- ケースが曇る
ガラスの曇りは、リューズから内部へ水が侵入している可能性が考えられます。
雨天時に、防雨対策をしていても数年間のスパンで見ると、パイロット・ウォッチ内部で錆びをはじめとした劣化を招くことも否定できません。
リューズ操作後はちゃんとロックがされているかきちんと確認しましょう。
また、ケース内に水滴などが見られた際は、悪化する前に修理を依頼しましょう。
オーバーホールをしておくと、内部洗浄も含めた保守をすることが可能です。
- 頻繁に時刻がずれる
時計の進みが悪い、精度が落ちている、時刻が頻繁にズレるなど、時計の動きが安定しない場合は油の変質や消耗部品の摩耗が原因として濃厚です。
また、長期にわたってメンテナンスに出していないなら、油切れを起こしていることも考えられます。
油切れは内部部品の摩擦を増やしてしまい、結果、部品の破損が起きて交換作業が必要となってくる可能性が高くなります。
上記の理由に思い当たる節があれば、時計のオーバーホール専門業者への依頼がおすすめです。
- カレンダーの日付が切り替わらない
操作ミスでカレンダーの操作禁止時間に操作をおこなってしまった可能性があります。
日付が切り替わる午前0時の前後四時間、20:00~4:00はカレンダーの操作禁止時間です。
時計のカレンダーの日付が切り替わらない原因としては、本来、カレンダーの切り替えを担う歯車のツメが折れてしまったり、歯車同士のかみ合わせが緩くなってしまったりしている可能性が高いです。
カレンダーの異常に気付いたら早めに修理店へ相談しましょう。
また定期的な点検ををふまえたオーバーホールをしてもらい、必要に応じてパーツの交換を行うことが望ましいでしょう。
あちこち部品が破損して部品代だけで何万円もかかってしまう、なんてケースも多いので注意ですね!
オイルの不足や劣化、ゼンマイ切れは経年とともに避けられない現象です。
内部の状態を定期的にメンテナンスすることによって、一生ものとしての価値を本当に発揮できます。
IWCポルトキーゼの修理費用を比較
(IWC インターナショナルウォッチカンパニー WEBサイトより)
パイロット・ウォッチの、修理業者ごとの価格と納期について調査しました。
予算・納期を見たうえ、どのような修理事例があるかも確認して行きましょう。
パイロット・ウォッチ クロノグラフ
メーカー | オロロジャイオ | CIEN | WATCH COMPANY | |
料金 | ¥69,120~ | ¥32,000~ | ¥34,000~ | ¥35,000~ |
納期 | 約1.2ヶ月 | 約3週間~ | 約3週間 | 約2週間 |
修理店に依頼してみたいけど実績や評判はどうなのかな…
オロロジャイオの修理実績
時々朝止まってしまっていることが合ったり時間が遅れる傾向になってきたということで、購入から4年、IWC パイロットウォッチマーク16 スピットファイアの初めてのオーバーホールに弊社を選んでいただきました。
誠にありがとうございます!
油切れが全体的に始まっていましたが部品の交換はありませんでした。
オーバーホール | ¥24,000 |
(消費税 | ¥2,400) |
合計 | ¥26,400 |
維持していくためにも、今後も定期的にメンテナンスを行いましょう。
オロロジャイオおすすめポイント
- 経験10年~30年の技能士だけが在籍
- 1級時計修理技能士、2級時計修理技能士が対応
- ブランド別に定期的に割引キャンペーンの実施あり
CIENの修理実績
ムーブメント内、油が汚れているためオーバーホールをおすすめします。
パッキンの劣化が見られましたので交換しております。
オーバーホール料金内にて、日差0秒〜+10秒で精度調整を行っております。
オーバーホール | ¥34,000 |
パッキン | ¥1,000 |
(消費税 | ¥3,500) |
合計 | ¥38,500 |
パッキンは湿気の侵入を防ぐためにも経年劣化したら取り換えが望ましいです。
CIENおすすめポイント
- 元メーカーの技術者が在籍
- オーバーホールと同時利用で新品仕上げ(研磨)が半額以下に
- クレジットカードでのオンライン決済可
WATCH COMPANYの修理実績
ムーブメント内部油切れ状態でした。
動力源のゼンマイが劣化し、時計の動きが弱くなっていました。
自動巻きと手巻きを切り替える歯車(切替車=リバーシング)が摩耗していたため、歯車の回転にがたつきが起こっていました。
手巻きの引っ掛かりや自動巻き上げ不足の原因となりますので交換いたしました。
オーバーホール | ¥35,000 |
外装仕上げ | ¥10,000 |
交換部品 | ¥7,000 |
・ゼンマイ | |
・リバーシング | |
(消費税 | ¥5,200) |
合計 | ¥57,200 |
WATCH COMPANYおすすめポイント
- 納期2週間から対応可
- 専属時計技師30人以上が在籍
- 月間1300本以上の実績あり
まとめ
故障しているにも関わらず使い続けると、大幅な部品交換になり費用もかさみがち。
大きく出費をしてしまう前に、とっておきたいのはオーバーホールを軸にしたメンテナンスだといえます。
記事の中でご紹介した点検業者の数々は、IWCパイロット・ウォッチの修理実績が実に豊富です。オーバーホール料金も3万円台が相場となっており、長く使うには手痛い出費にはならないはず。
IWCパイロット・ウォッチをいつまでも愛用できるよう、オーバーホールをぜひ視野に入れてみてください。
最後まで、ご覧いただきましてありがとうございました!