世の中にはロレックスやオメガなど様々の高級腕時計ブランドがありますが、数ある高級腕時計ブランドの中でも「質実剛健」「男らしさ」を感じさせるブランドといえばブライトリング(BREITLING)ではないでしょうか。
この記事では、ブライトリングの腕時計を所有しているものの、
- まだオーバーホールを行ったことが無い方
- 修理依頼先にお悩みの方
に向けて並行差別などの修理上の注意点を解説していきます。
また、今現在ブライトリングの腕時計購入を検討中の方に向けても、並行輸入品のメリット・デメリットを紹介していますのでぜひ参考にしてください。
オーバーホールはどこに依頼するかで数万円~の価格差がでますので、ブライトリングの腕時計をオーバーホールや修理に出す前に、相場価格の把握、業者の比較検討をしっかりと行いましょう。
ブライトリングとは?
ブライトリングは1884年にスイスで創業されたブランドで、精密機器を製造する工房としてスタートしました。
確かな精度を必要とする懐中型クロノグラフやストップウォッチなどを得意とし、ブライトリングのクロノグラフは実用性のある計器として警察や軍など様々な公的機関に採用されるようになります。
創業者であるレオン・ブライトリングは1900年頃から飛行機に興味をもちはじめパイロット向けのクロノグラフの製作に着手。
その後、ブライトリングのパイロットウォッチにかける情熱は親子代々受け継がれていくこととなり、様々な人気モデルを生み出していきました。
ブライトリングはメカニカルなデザインが魅力の男らしい腕時計ブランドとして、日本でも高い人気を誇ります。
ブライトリングの代表モデル
ナビタイマー
ナビタイマーは、「時計ではない。計器である」というブライトリングの打ち出したキャッチコピーをそのままデザインに落とし込んだような腕時計です。
ナビタイマーの特徴はなんといっても航空用回転計算尺で、細かく刻まれた目盛り・数字は本格的な機能性だけでなくデザイン面でもナビタイマーに個性を与えています。
スーパーオーシャン
スーパーオーシャンは1957年に登場したプロフェッショナル向けダイバーズウォッチで、逆回転防止ベゼルや200~2000mの防水性能を備えたモデルです。
ブライトリングにはナビタイマーやスーパーオーシャン以外にも、アベンジャーやコルトといった人気モデルがラインナップされています。
並行輸入品は5~6割程度の価格で購入できる
ブライトリングの腕時計は、並行輸入品の割引率が高いブランドとしても知られています。
並行輸入品とは正規ルートとは異なったルートで輸入されている商品で、商品自体は正規輸入品と同様の本物ですが、入手ルートの違いによって正規店とは異なる自由な価格設定を行うことができるのが特徴です。
並行輸入店で販売されている並行輸入品のほとんどは、同じ新品商品であっても正規店の販売価格より安い価格が設定されています。
ココがおすすめ
ブライトリングは並行輸入品の割引率が高く、定価の5~6割程度の価格で並行輸入品が購入できることから、並行輸入店で購入するユーザーが多いブランドです。
ブライトリングの並行差別とメンテナンス料金の差額
ブライトリングは並行輸入品が割安なことでも知られていますが、アフターケアなどの場面で正規品と並行輸入品を区別する「並行差別」を行っているブランドとしても有名です。
ブライトリングの腕時計を正規店で購入すると「クラブ・ブライトリング」に無料で入会でき、メンバーは以下のようなサービスが受けられます。
- メンバーズサロンの利用
- 会報誌(インフォ ブライトリング)が貰える
- 購入サポートプログラム(下取りサービス)
- メンテナンスがメンバー特別価格
クラブ・ブライトリングのサービスの中でも「メンバー特別価格のメンテナンス」が並行差別の代表例で、オーバーホールなどの料金がメンバーであれば半額程度で受けられます。
並行店で腕時計を購入した場合はクラブ・ブライトリングのメンバーにはなれないので、ブライトリング正規メンテナンスを受けようとすると、メンバーの2倍という割高な料金がかかってしまうのです。
時計修理・オーバーホール専門店なら並行差別はない
ブライトリング正規サービスにて並行輸入品をオーバーホール・修理しようとした場合、正規品と比べ2倍程度の料金がかかってしまいますが、
民間の腕時計修理業者の場合は並行輸入品と正規品のどちらであってもメンテナンス料金は同じです。
並行輸入店で購入したブライトリング腕時計は民間の腕時計修理業者へ出した方が安い料金でメンテナンスを受けられますが、正規店で購入したブライトリングであっても、民間の腕時計修理業者へ出した方が安く済む可能性がありますので、オーバーホール・修理に出す前に相場価格を把握しておきましょう。
ブライトリングのオーバーホールおすすめの修理店
ここでは、ブライトリングのオーバーホールに関しておすすめの修理店を1店舗紹介します。
価格が安いだけでなく技術力も伴う修理店ですので、是非検討してみることをお勧めします。
WATCH COMPANY
WATCH COMPANYは、世界的に有名な高級腕時計メーカーに技術者として勤務していた職人たちが中心となって2003年に立ち上げた会社です。
また、国内に複数の店舗を展開し、年間20,000本もの時計の修理をおこなっています。
さらに、多くのブランド、モデルの時計でオーバーホールの納期が2~3週間と圧倒的な早さを誇ります。
WATCH COMPANYのブライトリングオーバーホール料金表は下記となります。
時計タイプ | 料金 |
クォーツ | 22,000円~ |
クォーツクロノ | 27,500円~ |
オートマチック | 20,000円~ |
クロノグラフ | 33,000円~ |
オロロジャイオ
オロロジャイオでは、時計修理に関する国家資格である「1級時計修理技能士」「2級時計修理技能士」を保有している技能士が、修理やオーバーホールの対応を行うため、質の高いメンテナンスを受けることが出来ます。
公式サイトから無料で修理、オーバーホールの郵送サービスに申し込むことが出来ます。
オロロジャイオのブライトリングオーバーホール料金表は下記となります。
時計タイプ | 料金 |
クォーツ | 15,000円~ |
クォーツクロノ | 28,000円~ |
オートマチック | 22,000円~ |
クロノグラフ | 32,000円~ |
ブライトリングのオーバーホール・修理について
ブライトリング腕時計のオーバーホールの頻度や料金についてご紹介いたします。
頻度
ブライトリングが推奨している腕時計のオーバーホール頻度は4~6年に1回です。
一般的な推奨頻度
- 機械式時計:2~3年に1度
- クォーツ時計:4~5年に1度
修理の期間
オーバーホールの見積もり~完成まで
- メーカー:1~2ヶ月
- 時計修理専門店:3週間~
腕時計の状態によって異なりますが、一般的には民間業者の方が短い期間でオーバーホール可能です。
料金
ブライトリングはメンテナンス料金で並行差別のあるブランドです。正規品・並行輸入品などの違いで料金差がありますので、3種類のパターンにてご紹介いたします。
例:機械式クロノグラフモデル
正規輸入品 | |
メーカーサポート | 50,000円 |
時計修理専門店 | 30,000円~50,000円 |
並行輸入品 | |
メーカーサポート | 100,000円 |
時計修理専門店 | 30,000円~50,000円 |
正規品・並行輸入品どちらであっても、民間の腕時計修理業者の方が低価格でオーバーホール・修理可能となっています。
オーバーホールは腕時計を「分解掃除」する作業で、経年劣化するパッキンや潤滑油の交換も標準料金に含まれています。
ブライトリングの腕時計をオーバーホールする際は、腕時計を全て分解し超音波洗浄、摩耗や破損しているパーツを確認し、必要であれば交換、潤滑油の注油を行いながら組み立てムーブメントの精度調整やランニングテストを行います。
オーバーホールには専門知識が必要となりますので、民間の腕時計業者をご利用される場合は、信頼のおける業者を選びましょう。
ブライトリングのオーバーホールに関するまとめ
- 並行輸入品は定価の5~6割程度の価格で購入できる
- 並行輸入品の腕時計をメーカー正規サービスへメンテナンスに出した場合、正規品の2倍近くの料金がかかる
- 並行輸入品・正規輸入品にかかわらずブライトリングのメンテナンス費用を抑えたい場合は、民間の時計修理・オーバーホール専門店に依頼するのがおすすめ
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