ロレックス人気モデル!サブマリーナー
ロレックスの人気モデル「サブマリーナー」は1953年に誕生した初期のダイバーズウォッチのモデルです。
現在のダイバーズウォッチは回転ベゼルやブラックダイヤルといった機能を当たり前に搭載していますが、それら機能もサブマリーナーが原点となっています。
ファーストモデルのデザイン性、防水性、機能性を時代とともに洗練させ、現在までロレックスの人気モデルとして愛されてきました。
サブマリーナにはカレンダー付の「デイト」と「ノンデイト」がありますが、時計の修理を行う際にカレンダー付の方が修理費が比較的高くなりやすいです。
ロレックス サブマリーナーのよくあるトラブルと原因
それでは修理業者の実例をもとに、「ロレックス サブマリーナー」に起こりうるトラブルと原因について紹介します。
似たような症状が出ていないかチェックしてみましょう。
- リューズが動かない・空回りする
- 針が動かない、異音がする
- ケースが曇る
- 頻繫に時刻がずれる
- リューズが動かない・空回りする
オイル切れによりリューズが固くなってしまったり、固くなったリューズを無理に回すことでゼンマイ切れが起こっている可能性があります。
オイルが不足・劣化していないかどうかは、中の状態を点検しないとわかりません。
そのため、ロレックスは3~4年に1度はオーバーホールをおこなうことをお勧めしています。
- 針が動かない、異音がする
時計が止まっていたり、異音がしたりする場合、オイル切れにより部品が摩耗し、破損している可能性があります。
- ケースが曇る
ケース内に曇りや水滴が見られる場合、パッキンの劣化やネジの緩みにより中に水が浸入してしまっている可能性が高いです。
特にサブマリーナーのような本来防水性に優れた時計は、一度内部に水が入ってしまうと湿気が抜けずダメージが蓄積してしまいます。
ガラスに曇りを見つけたらなるべく早くに修理店に相談しましょう。
- 頻繫に時刻がずれる
内部の部品の摩耗や磁気帯びといった原因が考えられます。
ロレックスの時計全体に対していえることですが、あらゆる環境を想定し、耐久性に優れているため、長い間メンテナンスに出していなくてもパフォーマンスが衰えにくいのが特徴です。
つまり、内部で起こっている不具合を実感しにくいため、こうしたトラブルに発展した際に、既に深刻な状態に陥ってしまっているケースも多いのです。
サブマリーナーの修理費用を比較
日本ロレックスの正規メンテナンスと一般の時計修理業者のオーバーホールの料金を紹介します。
サブマリーナー
日本ロレックス | オロロジャイオ | CIEN | WATCH COMPANY | |
料金 | ¥45,000~ | ¥22,000~ | ¥23,000~ | ¥23,000~ |
納期 | 約1.2ヶ月 | 約3週間 | 約3週間 | 約3週間 |
オロロジャイオの修理実績
ロレックス サブマリーナ 14060 ノンデイトのオーバーホールです。
時間調整の操作不良と油切れによる精度不良でした。
原因は操作に関わる小鉄車の歯が欠けており、こちらはムーブメントに対し部品が小さく負担がかかりやすい部品となります。
ご使用とともに悪くなるケースがございます。
負担のかかりやすい部品はメンテナンスの際に交換していただくことをお勧めいたします。
【修理料金】 | |
オーバーホール | ¥22,000 |
ゼンマイ | ¥3,000 |
小鉄車 | ¥7,800 |
バネ棒 | ¥1,600 |
外装仕上げ | ¥12,000 |
小計 | ¥46,400 |
オーバーホールで発覚してよかったですね!
オロロジャイオおすすめポイント
- 経験10年~30年の技能士だけが在籍
- 1級時計修理技能士、2級時計修理技能士が対応
- ブランド別に定期的に割引キャンペーンの実施あり
CIENの修理実績
ムーブメント内部の油が汚れています。
またチューブパッキン、裏蓋パッキン、ガラスパッキンに劣化。
動力源であるゼンマイが切れていることにより作動不良でした。
新品仕上げにて外装の傷取りをさせて頂きました。
オーバーホールをされる場合、新品仕上げはサービス価格でご案内しております。
オーバーホールをされない場合の通常価格は20,000円(税抜)です。
【修理料金】 | |
オーバーホール | ¥23,000 |
新品仕上げ | ¥8,000 |
パッキン (チューブ/裏蓋) | ¥2,500 |
ガラスパッキン | ¥2,500 |
ゼンマイ | ¥5,000 |
小計 | ¥41,000 |
新品仕上げはセットで半額以下になるのが嬉しいですね!
CIENおすすめポイント
- 元ロレックスの技術者が在籍
- オーバーホールと同時利用で新品仕上げ(研磨)が半額以下に
- クレジットカードでのオンライン決済可
まとめ
ロレックスは機能的て耐久性に優れた作りとなっているため、多少の不具合が生じていても日常で使用するうえでは問題がなく、症状が悪化するまで異変に気が付きにくいという傾向があります。
そのため、サブマリーナーは3~4年に一度はオーバーホールに出しましょう。
ブロに分解・点検してもらうことで、潤滑油の不足や部品等に劣化・摩耗が出ていないか確認し、一生ものとして永く良い状態を保つことができます。
最後まで、ご覧いただきましてありがとうございました。