腕時計は毎日身に着けるアイテムだからこそ、ちょっとしたケアの積み重ねが寿命に大きく影響します。「気づいたらキズやサビが…」なんてことを防ぐために、この記事では腕時計を長持ちさせるための正しいお手入れ方法とやってはいけない注意点をご紹介します。
毎日できる基本のお手入れ

時計の素材や防水性を確認したうえで、以下を習慣にすると効果的です。
- 柔らかい布で軽く拭く
汗や皮脂、ほこりをその日のうちに落とすだけで、腐食やくすみを防げます。 - ガラス面はやさしく拭く
特に傷つきやすいサファイアガラスやプラスチック風防は、メガネ拭きのような布がおすすめ。 - 金属ブレスは時々洗浄
ステンレスバンドは中性洗剤を使って歯ブラシなどでやさしく洗うと清潔を保てます(防水モデル限定)。
素材別・バンドのケア方法
ステンレスやメタルバンド
- 乾いた布で水気を取る
- 定期的に細部を綿棒で清掃
- 汚れがひどい時はぬるま湯+中性洗剤で洗浄
革バンド
- 湿気を避けて使用する
- 水に濡れたら乾いた布で早めに拭く
- 直射日光の長時間曝露を避ける
ラバーバンド・ナイロンバンド
- ぬるま湯で丸洗い可能(防水を確認)
- 使用後はしっかり乾かす
シーン別・お手入れのポイント
夏やスポーツ時は汗がバンドやケースに残りやすいため、着用後すぐに柔らかい布で水分を拭き取ることが大切です。
雨の日には、撥水性のない革バンドの使用を避け、防水モデルでも帰宅後は水分をしっかり拭き取りましょう。
時計にやってはいけないNG習慣

- 濡れたまま放置する:特に革バンドは傷みやすくなります
- 磁気の近くに置く:スマホ、スピーカー、電子レンジの近くはNG
- 温度差の激しい場所に置く:結露やガラスのひび割れの原因に
- 化粧品や香水をつけた後に装着:薬品がバンドやケースを傷めることがあります
保管のポイント

- 箱やクッション付きケースに収納:直射日光やほこりを防止
- 乾燥剤と一緒に保管:湿気を避けてサビ防止に
- 自動巻き時計はワインディングマシーンを活用:長期未使用による油固着を防げます
実際のユーザー体験
10年以上使っている機械式時計ですが、毎日の拭き取りと湿気管理を続けていたおかげで、今も問題なく動いています。ちょっとした習慣でも効果があると実感しています。
学生時代に買った時計を10年以上使っていますが、毎週末にケースを軽く拭く習慣をつけてから、見た目が本当に変わりました。時間のズレもなく、愛着もどんどん湧いています。
夏場は汗が多くて時計に悪影響が出ると聞き、使ったあとは必ず柔らかい布でバンドを拭くようにしています。革バンドのひび割れが激減しました。
旅行先の温泉でうっかり時計をつけたまま入りそうになったことがあり、それ以来「防水性能」と「使用シーンの使い分け」の重要性を痛感しました。今は、使用後の乾拭きも習慣化しています。
おすすめのケア用品
- 時計専用クロス:ガラスやケースを傷つけずに拭ける柔らかい布
- メタルバンド洗浄ブラシ:汚れが溜まりやすい隙間もスッキリ
- 防湿ケース:長期保管時の湿気対策に効果的
定期メンテナンスも忘れずに
どれだけ丁寧に扱っていても、機械式時計であれば3〜5年に1回はオーバーホールが必要です。クォーツ時計も定期的な電池交換と防水チェックを行うことで、長く安心して使えます。
まとめ|日常のひと手間が、時計の寿命をのばす
大切な腕時計を長く愛用するためには、毎日のちょっとしたお手入れが何よりも大切です。時計に合った素材別のケアや保管、NG習慣の回避を意識するだけで、驚くほど寿命が変わってきます。